ステンレスタンクの角を三次元形状で溶接することによるメリット
3次元形状での溶接とは
一般的なステンレス角タンクは、直角で溶接してありますが、R形状(3次元形状)に加工して溶接することで角部の液流れをよくすることが出来ます。
3次元形状での溶接のメリット
サニタリー性が増す
飲料や食品業界の製造現場で用いられることが多いステンレスタンクですが、その業界特性よりサニタリー製が高く求められます。
一般的な角曲げのステンレスタンクだと、液だまりができやすくなってしまい、雑菌がたまる一因となってしまいます。
そこで、角をR形状に加工し、溶接をすることで、液の滞留を防ぎ、雑菌がたまりにくい環境を作ることで、サニタリー性を増すことが可能です。
3次元形状の角ステンレスタンクの加工方法
角部のR形状(3次元形状)は機械では、なかなか簡単には曲げられないので、ハンマーで叩き、ハンドメイドで成形していきます。
溶接は裏波溶接を施すことで、液だまりやコンタミが発生しないように加工を行います。
このコーナーR部の施工は難しく、また角タンクには歪みの影響が出やすいため、溶接施工時及び施工後の矯正を行うことで、歪みのない綺麗な仕上がりとなるように注意する必要があります。
また、角がR形状となっているタンクの製作について、大量生産品であれば、プレス加工などでの加工も可能ですが、
一品一様なものでは金型を作ってプレス成型は現実的ではないため、上記のような加工方法が必要となります。
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