ステンレスタンク・フィルター
ハウジング製作事例
材料の市場流通性を考慮した圧力容器・タンク製作コストダウン
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材料の市場流通性を考慮した圧力容器・タンク製作コストダウン
特注のステンレス圧力容器やステンレスタンクのフランジ設計においては、板厚をステンレス材料の市場流通性を考慮して設計することが重要です。フランジの製作では、両面の挽き代を合わせて3mm程度確保しておけば高品質のフランジを作ることができるため、特別な仕様が要求されない場合は、市場に流通している板厚-3mmを目安に板厚tを設定することで加工コストダウンを図ることができます。
この提案事例のポイント
特注のステンレス圧力容器やステンレスタンクのフランジは一般に機械加工を行いますが、この際材料からの機械加工での除去量が多いと高コストになってしまいます。このような場合ではフランジの板厚の設定を、市場に流通している板厚から逆算して設定することがポイントです。第一種圧力容器や小型圧力容器のフランジでは、挽き代を約3mm確保しておけば、高品質の仕上がりとなるため、市場の規格材料-3mmを目安に板厚を設定することで最も効率のよいフランジ製作を行うことができます。
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